エアコン標準工事にエアコンスリーブの取り付けが必要な理由

先日工事に伺ったお客様からお電話いただき訪問したときのことです。
インターネット工事業者が光ファイバーを通すのにエアコンの配管穴を使ったところ配管が結露していますとのこと。

某家電量販店に取り付けてもらったエアコンだったそうなのですが、私が確認したタイミングでは結露はしておらず問題ありませんでした。おそらく室外だったので温度差で結露したのかもしれません。ただ、エアコンスリーブが入っていませんでした…。スリーブが入っていないことで結露する可能性がもちろんあります。

某家電量販店にはエアコン4台まとめて取り付けてもらったらしく、他のエアコンも気になり確認してみると、全てエアコンスリーブは入っていませんでした。

本来ならこんな感じで配管穴に入れます。

エアコンスリーブがなぜ必要かというとは、小動物の侵入防止と、結露予防になります。
今回、スリーブを入れ直すことはできるのですが、一旦エアコンを外さないといけず、必要のなかった料金が発生してしまいます。
まずは、取り付けた量販店に連絡して標準工事に入っていると思うので入れ直して下さいと店に対応をしてもらうようにアドバイスさせていただきました。
その後、お客様にお聞きすると標準工事にはエアコンスリーブは入っていないのでやり直しはしません…とのこと。
「また、暇な時期で良いので枡田さんにお願いします」と、仰ってくださいました。なぜ、お客様がこんな目にあうのかと悲しくなりました。

最近、見積もりさせていただく機会が多いのですが、「値段が高い」とキャンセルされてしまうこともあります。当社は市場調査をし、工事の内容に対してリーズナブルな価格で提供させていただいております。
ちなみに、今回お伺いしたお客様のところは、エアコンスリーブ無し、化粧カバーのエンドカバー無し、配管のテープを下から巻いていない。2分程で確認しただけであり得ない工事がすぐ見つかりました。エアコン4台取り付けを2人作業で3時間で終わったそうです。はっきり言ってありえません。私が行うと2人でも1日かかります。
今回のように、業者によっては手を抜いて作業を早く終わらせ、必要な部材を省いて安くすませているところがあります。
お客様に業者を選ぶ権利があるのは承知しておりますが、価格が安いだけで業者を選ぶことはやめて、本来あるべき必要な工事をちゃんと行っている業者を選んでほしいと思っています。
下の画像は、引っ越し屋さんが行ったエアコン取り付け工事です。

私がエアコン工事にお伺いした際、右横出し配管の為、穴が見えていたのですが、パテが無くこちらも「パテしてもらえますか」っとの事。「なんでパテされてないのですか」とお聞きすると、引っ越し屋のエアコン工事の人が、配管変えないとダメですと言ったらしく、家の方が「長さ足りるし新しいから使えるでしょ」と言うと嫌な顔して急に無口になりパテもせずに帰ったそうです。私は気になって外の化粧カバーをはずすと外もパテしてなくて穴から空気出まくりでした…論外です。ゆるせません。

当社は上記の写真のような手抜き工事は絶対にしません。
本来あるべき必要な工事をちゃんと行います。その上で価格をお安く設定し工事をさせていただいてます。